2024能登半島地震 1月19日から1ヶ月の教会等被害状況とその対応(2月22日現在)

1月17日、18日加藤教区議長訪問以降、1ヶ月の状況をお知らせします。

・1 月 19 日(金)教区三役と現地委員合同会議(オンライン)で行い、 
 以下の対応を検討
① 輪島教会で礼拝可能となるまで、新藤教師が富来伝道所に一時的に避難し、
 礼拝は輪島と富来の合同礼拝を検討してゆく。
② 輪島教会の宗教法人備付書類、役員会・総会議事録、会計帳簿などを
 確認し、一時的保管場所を考える。

・ 1 月 28 日(日)新藤教師、富来伝道所の夕拝に出席、羽咋教会で宿泊。

・ 1 月 29 日(月)新藤教師、石川地区教師会に出席。
         31 日(水)まで金沢で宿泊、休養。

・ 2 月1日(木)教区三役と現地委員合同会議(オンライン)で行い、
 以下の対応を検討
①輪島教会の会計処理を現地委員の代行を考える
②輪島教会の宗教法人関連書類の保全、再発行、罹災証明書や会堂共済の手続きのサポート。
③ 牧師館の建物診断を検討し、新藤教師に、土、日、月は富来伝道所に滞在。礼拝や教務と牧会ができる環境を整えていくことを提案する。
④ 輪島教会の会堂片付けを石川地区の有志で行う。

・ 2 月 8 日(木)内城牧師夫妻が野田沢 SCF 主事と輪島教会訪問
 2階奥の居室では、倒れた棚を直し、床に散乱していた 90 年代以前の古い資料、役員会記録等を濡れ痛まないように保護をした。また礼拝堂では、会堂内に落下の危険のある二階のガラス片を外し、長椅子をまとめ、聖餐卓と共にブルーシートで覆い、ベルトで仮固定。

・ 2 月 13 日(火)松島牧師夫妻が七尾教会を訪問
 以下、七尾教会訪問についての報告(松島委員長)
 去る2月13日(火)午後に七尾教会を訪問しました。久しぶりに天気も良く、小松から高速道路を利用して、1時間半ほどで到着しました。釜土牧師は震災対応でお忙しい中、まずは町の被災状況を見てほしいと教会周辺を歩いて案内してくだいました。教会の近所には教会員の自宅、七尾幼稚園の卒園生、昔からの顔馴染みのお店があり、大きな被害を受けていました。また古い街並みが美しかった一本杉通り商店街も全壊した商店が多く、ほとんどの建物に「危険」の張り紙がしてあり、胸が痛みました。実際に倒壊した建物を目の当たりにすると写真を撮れませんでした。2007年3月25日の能登半島地震の後に献堂された教会堂と幼稚園は、今回の震災直後から避難所として用いられましたが、外壁にはいくつも亀裂が入っており、内壁にもだいぶ被害がありました。釜土牧師によれば、建物自体を守るためのエキスパンのほとんどが割れて亀裂になっているとのことで改修費もかなりかかるようです。また日に日に亀裂が大きくなっている箇所もあるそうで、余震というよりも地面が少しずつ隆起しているようです。私が訪問した日に1ヶ月半続いた断水が一部地域で解消したということで少し安堵しておられましたが、飲料としてはまだすぐには利用できないとのことでした。会堂の掲示板には各地の教会から届いた励ましのメッセージカードが掲示してありました。実際に七尾を訪ね、改めて今回の被害の大きさを肌で感じ、これからも末長い祈りと手厚い支援の必要性を改めて思いました。また教会再建は地域の再建とも深く関わっていると思いました。

・2月17日 輪島教会について、罹災証明が発行されたことを確認。
 教会堂は全壊、牧師館は中規模半壊。牧師館の隣にある全壊の建物は空き家。持ち主の承諾がないと撤去できないので検討中。

~今後の予定~
・2月23日 倒壊した輪島教会の片付け 運営委員はじめ有志数名
・2月27・28日 教区常置委員会開催
          被害状況報告と把握
          教師・教会支援(経済的支援を含めた)について協議する
・3月11~13日 教団三役・総幹事・教団社会委員長、被災教会訪問


 

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